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「右手はパワー、左手が方向」 垂木プロの考え方は違います②

【前回のブログのおさらい】

 「右手はパワー、左手が方向(右手がエンジン、左手がハンドル)」と仰る人がいます。ゴルフスイングを自動車で例えて言うならその考え方も良いでしょう。

 私のゴルフスイングにおける考え方は「腕のパワーは殆ど要らないし、殆ど使わない」です。私のゴルフスイングイメージに近いのは自動車よりバイクです。そもそもバイクで腕力を使ってハンドルを切るイメージは殆どありません。曲がりたい方向に身体とバイクの重心を傾けることで、自然とハンドルが切れていきます。重心移動を使うことでバイク自体が自然とハンドルを切りカーブを曲がっていく「セルフステア」と、私のイメージするゴルフスイングはピッタリ重なります。

【ここまでが前回のブログです。それでは続けます。】

 バイクで左カーブを曲がる時の仕組みと、私のダウンスイングのイメージや考え方はよく似ています。ゴルフスイングで説明するとダウンスイングで、左肩を右肩の高さより下げたままクラブと一体になりフィニッシュまで回転していきます。左肩の下げを強めにして、さらに腹筋を使い身体が起き上がらないように我慢してフィニッシュまで振り抜けれることが出来れば「強くクラブが振り抜けます。」このスイング動作中に私は一切クラブを早く振ろうと言う気持ちはありません。この動作はバイクの左カーブを曲がる仕組みと同じです。バイクでいうと「Lean Withで左カーブ」です。バイクを倒せば倒すほど、スピードが出すことが可能になり高速でコーナーを曲がれます。ここが私のイメージするゴルフスイングと同じです。傾きの強さで重心移動が強くなり回転速度が速くなります。

 ゴルフスイングもバイクの左カーブも、身体の左サイドを下げたまま左に回ることになります。これは体重移動を使った回転運動になり、自然と左に回れる状態を作っているのです。ゴルフスイングのセルフステア状態です。ここを理解して表現できるようになれば、身体に無理なくボールを飛ばすことが出来ます。腕力は殆ど必要ありません。そしてゴルフスイングの多くの悩みから解放されると私は確信しています。

 私のゴルフ指導は「世にあるヘッドスピードアップでボールを飛ばそう理論」とは全く違います。ヘッドスピードを上げて飛ばそうと考えている間は、私の指導の内容はなかなか理解しがたいかもしれません。

 私自身バイクに乗るのが大好きです。でもストレス発散に横着な運転や猛スピードで飛ばしたい訳ではありません。バイクと一体になって綺麗に乗れることが凄く気持ちいいのです。これは道具を使う全ての動作に通ずることではないでしょうか?ゆっくりと心にゆとりを持ったスピードで道具を使うことが無理なく綺麗に見えるポイントなのだと思います。

 私もあと4年もすれば40歳代です。私自身気持ち的にもスピードに拘るゴルフから、「大人のゴルフ」に移行していこうと思います。