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ゴルフの上達は「球を曲げる練習」が有効

 私が10代の頃、ゴルフの上達に手間取ったのにはいくつかの理由がある。その一つが「まっすぐ飛ぶボールを打とうとし過ぎた」ことだ。もう少し細かくお伝えすると、真っ直ぐ飛ぶボール以外は全てミスだと考えていたのだ。このように考えるとインパクトでボールに対してフェースを真っ直ぐ当てようとしてしまう。この考え方が実は大問題だった。その解決策を自分の中で出すのに20年以上もかかってしまった。気付かなければ進歩成長は遅くなる。私自身、「真っ直ぐ当たらなきゃOBしちゃう。」そう考えていた。そして真っ直ぐ当てる練習に時間を割いた。真っ直ぐあてにいく練習で起こりやすいミスはインパクトで両手首が伸びきったような形になりやすいことだ。こうなるインパクトで体は伸び上がってしまう。このミスを多くの人はヘッドアップという。私はヘッドアップとは言わずにクラブを下げることがミスだと伝える。細かい話になってしまったが、このミスはシャンクと同等かそれ以上の重症のミスだ。このミスを良くするのには根気がいる。何年も月日を重ねた時に「真っ直ぐ打つことが難しい」ことに私は気付いた。そこから私は敢えてボールを曲げる練習に取り組んだ。今回のレッスン動画もそうだ。敢えてボールを曲げる練習をして頂いている。

 ゴルフとは不思議なもので「真っ直ぐなボールを打つことが正解」のような気がする。それは今まで「答えがあってそれを覚える」という教育を受けてきたからなのかもしれない。この教育方法は優れている点と改善点があると思う。しかし学校で一人一人に合わせた教育をしていたら予算がいくらあっても足りないのかもしれない。「先生は大変である」そう思う。またまた話が脱線したが、私が言えることは「真っ直ぐ打てるスイング」を覚えることは時間がかかるということだ。「ボールにフェースを真っ直ぐ当てようとした」ことで私は上達に時間がかかり過ぎた。指導者となった今はそれで良かったと思う。時間をかけたからこその自分の答えを見つけたのだから。