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自らの意思で、シャンクを打つ。

 「4月26日レッスン後のあとがき」の続きにもなりますが、「フックボール」を練習していくと、必ず「フックボール」の長所(メリット)を最初に享受されます。しかし人間というものは「欲」というものがあります。だんだんその長所をより強く意識するようになります。そして長所が短所に変わっていくのです。その時に私は「スライスボール」の練習をお勧めします。「スライスボール」を練習することで、ボールコンタクト技術の向上、そしてボールコントロール技術を向上させます。スライスの技術が向上すると、「フックボールを打つスイング」の精度を上げることにも繋がっているのです。

 ここからが重要なポイントです。「フックボール」から「スライスボール」に切り替える。言葉では簡単ですが、実際は色々な難所や試練があります。「フックボール→シャンク→スライス」の経過を辿ることがあります。これまでにブログで何度も書いてきましたが、私も子供の頃にシャンクで悩みました。だから気持ちはよく分かります。これが続くとゴルフが嫌になります。 

 シャンク攻略方は、自らの意思でシャンクを打てるようになることです。「彼を知り己を知れば百戦危うからず」、です。シャンクの出る「仕組み」を徹底的に研究することです。私の経験上ですが、スイングが良くなってくるとシャンクが出ると考えています。まだ初めてすぐの頃には、シャンクは余りお見かけしません。シャンクはゴルフスイングの第一反抗期のようなものだと考えています。