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シングルハンデになるではなく、片手ハンデになる。

 今回の動画にご出演頂いた方はゴルフ歴31年、ハンデキャップ7までいかれた強者です。始めてのレッスンでお目にかかった時にすぐに分かるような強めの「アプローチイップス」になられていました。

 ゴルフというのは残酷で、そのレベルまでいかれた方でも「何かの拍子」でスイングの仕方が分からなくなることが多々あります。技術レベルが高くなればなる程に「イップス」症状が強くなります。(イップスと技量不足は違います。)プロや上級者の人ほど陥り易いのが、練習量で何とかしようとすることです。(勿論、練習量の絶対数は必要です。シングルハンデの人なら本気を出せば500球ぐらいのアプローチ練習は集中力ですぐに出来ると思います。出来なければそのレベルに達していないはずです。)しかし練習量で何とかしようとすると、かえって深みにハマることがあります。私もこれまでに幾度も経験しました。だからよく分かります。

 私に言えることは「超えられない壁はない」です。時間はかかると思いますが、もう一度しっかりと基礎を構築することで、現状の「アプローチイップス」なる壁を超えた時には「ハンデキャップ7」の壁も一緒に超えられると私は確信しています。

 うまくいかないことをたくさん経験することで少しずつ上達するのがゴルフなのかもしれません。