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脱、ギッコンバッタン・スイング

 私がジュニアゴルファーの時に凄く悩んでいた「ミス」の一つに「ギッコンバッタン・スイング」があります。「ギッコンバッタン・スイング」とは昭和時代のゴルファーに流行った言葉です。平成・令和時代の人達の為にご説明すると、テークバックで左肩が落ち、ダウンスイングで右肩が落ちる、連続すると両肩がシーソーのような動きをするので、「ギッコンバッタン・スイング」と言います。(昨今、昔のシーソーは危険遊具となり姿を消しつつありますので、この言葉はその内絶滅します。)

 本題に戻りますが、この「ギッコンバッタン・スイング」は、しっかりとゴルフスイングを理解した指導者でなければ、きちんと直すことができません。昭和時代のゴルフレッスンにありがちだった「ボールをよく見て、スイングしろ」という指導法があります。そうしなければ「ヘッドアップする」という指導です。私は小学校の頃から高校生の頃まで、その指導を金科玉条の如く守ってきました。そして「ギッコン、バッタン」しながらスイングしてきました。「このスイングでどうやってボールを飛ばすの?」と今となっては言えますが、当時は…。

 このスイングは「ボールは飛ばない」「見た目が良くない」「腰が痛くなる」と問題点が非常に多いスイングです。しかも癖になると、なかなか抜けません。しかしこの「ギッコンバッタン・スイング」は、しっかりと修正ができ、これまでの問題点が一気に解決する可能性を秘めています。練習場でレッスン生以外の方のスイングを拝見すると、この問題にお悩みの方をよく見かけますが、一人で治すのは困難だと思います。ギッコンバッタン・スイングにお悩みの方にぜひご覧いいただきたい動画です。私も悩んでましたから。