バイクとゴルフクラブ【道具を使う共通点】

 私の大好きな動画です。この動画に出ている白バイ隊員さん「大型バイク」を自分の手足のように扱っています!しかもテクニックを説明しながら運転しています。「流暢にお話ししながら違う動作をする技術」に凄さを感じます。私も説明(話)しながらボールを打つ技術を持っているので何となく分かるのですが、説明している時には、動作の事など全く考えてない筈です。動作に意識がいくと、まともに喋ることなど出来ません。多分この白バイ隊員さんもバイクを動かす事より「話す内容」のことを考えている筈です。

 話が逸れましたが、今回の動画で「道具を使うこと(バイクとクラブ)」に共通する内容部分があります。動画1分30秒からの白バイ隊員さんのご説明がそうです。「オートバイとは早く走るだけが能ではありません。ゆっくりとした速度の時にいかに操れるか。それが大切なんです。」「速度を出す練習はしないでいいです。ゆっくりの時にいかに上手にオートバイを操れるかを練習してください。」この内容は私のゴルフ指導と同じではないですか!「ゆっくりスイングしてください。」「クラブは早く振らなくていいですよ。」

 ゆっくりとスイングするときに、その人の真の技量が出るのがゴルフスイングだと私は考えています。この様に考えるからこそ「年齢を重ねてもゴルフは上達する」と本気で皆さんにお伝えすることが出来るのです。そして「力が抜けた時の方がボールがよく飛ぶ」のがゴルフなのです。

 バイクもゴルフクラブも道具としての考え方は同じだと思います。道具を使うのに焦りは禁物です。ゆっくりと丁寧に道具を使えてくるようになると、身体の力が抜けてきてゆっくりとした動作でも素早く、機敏に見えるのです。これがカッコ良くそしてお品良く道具を操る秘訣ではないでしょうか。