「GGスイング」を見て「本当に良いもの」とは何なのかを考えた。


 日本全国色々な方からメッセージを頂きます。その中でもレッドベターさんのThe A swingについてのご質問が多いです。どこでA swingを習ったのですか?というご質問を頂いた時には少し驚きましたが、レッドベターさんのTHE A swingを多くの皆さんが知り、私のことも少し認知していただけたことにとても嬉しく感じております。最近のご質問にGG swingが多くなってきました。日々過密スケジュールで過ごしていますので最近まできちんとGG swingを調べていませんでした。そこで勉強を含めてGG swingを調べて分かりました。私の感想は「これやってますけど、、、」でした。GG swingとはジョージ・ガンカスさんが提唱する理論でGG swingということ、その理論をマシュー・ウルフ選手が取り入れてUSPGAツアーで、素晴らしい成績を出されていることが分かりました。そのマシュー選手のスイングを見てビックリしました。レッスン生のお一人の方とよく似ているではありませんか。マシュー選手の動画からたくさん学べることがあります。この動画を解説している人は「さっぱり分かってない」ということが分かります。動画を見れば「ダウンスイングでクラブヘッドが背中側(bihind)から降りてきているよう」に見えますが「それを解説してはダメ」です。私が解説するならば、クラブヘッドの動きを解説するより「本人のやろうとしている動作」と「実際に見える動作」にはギャップがあることを最初に解説します。そしてクラブヘッド自体に「その位置で残ろうとする力(慣性の法則)」が作用されるので、ダウンスイングがこのような形となって動画に見えていることもお伝えします。

 私の個人的な感想ですが、GG swingでマシュー・ウルフ選手がトライされている、このスイングは見た目だけを真似しようとしても出来ません。本質が見えていないと、本来は難しくないモノが難しくなる可能性があります。そしてこのGG swingを作り上げたガンガスさん凄いですね。きっと普通は見えないモノが見えてますね。マシュー選手も是非頑張って欲しいです。年齢を重ねれば重ねるほど凄みが出るスイングだと思います。経験値が使えるスイングです。

 

 

 【後書き】マシュー選手のスイング動画を見た後に、私自身の昔のレッスン動画を見てながら過去の私(交通事故後)に思いを馳せてみました。「自分の身体はこのスイングしか出来ない」「このスイングを誰にも分かって貰えない」「レッスン生は辞めていく」「自分の無力さ」「もういいかな」と何度も思いました。悲しい思いを何度も乗り越えていくと、最近賢くなってきて「引っ張り型」のスイングに固執しなくなりました。しかしそれは「賢くなった」のではなく「自分本来の良いところが無くなった」のかもしれません。「意地を通せば窮屈だ。とかくこの世は住みにくい。」自分のやり方を通していた過去の方が今となってはカッコ良かったかもしれません。自分のスイング動画を見ててそう思いました。スイングも人間も丸くなってきたのかもしれません。

 自分だけをフォーカスすればこう見えますが、「頑張ってついてきてくれたレッスン生」がいます。その人達のお陰で今の私がいます。その人達にご恩をお返しする為に頑張るという意味を見出せたことが、私自身が過去と変わって良くなったところかもしれません。