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15日のレッスンを振り返って

 15日のラウンドレッスンの内容を少しおさらいしてみます。ゴルフの調子が下降気味ということで、その原因を探るべくラウンドレッスンをさせていただきました。調子が落ちてきた原因は「フェード(スライス)を打ちすぎた」ことでした。前回のラウンドレッスンでは「つかまった球」が打てるようになってこられました。これは飛躍的な進歩でした。何故なら「ボールを直接フェースで打てる」感覚になれるからです。フェードが強くなってくるとどうしても「下半身や身体を先に動かして後からクラブがついてくる」という意識になります。一般的なゴルフスイングはこの言葉が金科玉条となりますが、私の指導は違います。ダウンスイングを下半身から動かすとクラブが「後からついてくる」ことになります。「クラブが後からついてくる」ということは「右肩が下がったインパクトを迎える準備」をするということです。私の直接指導を受けている人ならここから先は察しがつくと思いますので割愛します。

 私は今回のレッスン後の振り返りの時間では「身体の回転が後で、クラブヘッドの重心を先に動かす」というご案内をさせていただきました。普通に考えると有り得ない指導ですが、これが垂木流です。お持ちの垂木プロオリジナルクラブはこの動きを習得しやすくしています。ゆっくりクラブヘッドを動かしてもタイミングが取れるのです。

 「ヘッドスピードを上げる」とか「フェード」というフレーズが出始めたら調子が下がる前兆です。ゴルフというのは不思議なモノで上達してくると「もう少し飛ばしたくなります。」しかも「こんなにゆっくり振って飛ぶのだから、、、もうちょっと強く振れば、、、、」頑張りたくなるのが当然です。ここで必要なことがあります。調子が下がったと気づいたら早めに修正することです。調子を大きく崩してしまうと、間違いなくすぐに修正することはできません。

 私はこのような感じで調子を落とすことは「すごく自然なこと」だと私は考えています。それは向上心があってのことだからです。ゴルフの上達にはこの「調子を上げたり下げたりする循環」を繰り返すことが必要です。大阪方面からお越しになられる方のほうがこの循環スピードが速いのは気のせいでしょうか?