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パッティングはショットの打ち方そのもの

 パッティングは「ショットの打ち方そのもの」と私は考えています。今回のパッティング動画レッスンを極めると「私のスイング指導の何故そうなるの」が少し解明出来るかもしれません。

 私のスイング指導は、テークバックでは必ず左腕を緩めていただき左肘は曲がってます。今回のパッティングレッスン動画と同じ内容です。「左肘を緩めるor左肘を曲げる=スイング中に左腕を殆ど使わない」と解釈してください(動画レッスンでは「左手は何もしない」とお伝えしております)

 テークバックで「左手は何もしない」ここにとても深い理由があります。普通のスイングレッスンでは「左手を使って」クラブをテークバックすることが多のではないでしょうか?それも「左手、左腕で」出来るだけクラブを身体の遠くに持って行こうとします。「左手、左腕を使いすぎてテークバックすると、そもそも身体の前からクラブがいなくなりませんか?」私は幼い時から「テークバックは左手左腕を使え」と指導を受けてきました。確かにフェード系のスイングを習得するならそれも「一利ある」でしょう。しかし「左腕を張って左手主導のテークバック」背骨を手術している私にとってはデメリットが多すぎるのです。

 「左腕主体のゴルフスイング」これを20年かけて習得して3年かけてそのスイングをスクラップにして5年かけて今のスイングを再構築しました。「今からゴルフを始める人はいいよね。俺がいるんだから」なんて本気で言えます。

 

 ちょうど「経済の失われた20年」と「私のゴルフスイングの失われた20年」はタイミング的に同時期なのでしょうか?私のゴルフスイングは基本の構造自体を変えたのでもう盤石です。今現在の私は指導者として他の人の基本構造自体を変えるというのは「ショック」と「軋轢」が必ず起こるということを学んでいる最中です。基本構造を変えてもゴルフスイングの「ミス」からは解放されません。(人間である以上絶対にミスは付き物です。)しかし「悩み」からは解放されます。「失敗」すること以上に、どうすればいいのか分からないという「悩み」のほうが余程辛いモノだと私は考えてます。頑張る理由がここにあります。