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25日のレッスンの振り返り

 25日のラウンドレッスンでは、レッスン生も私も多くの気付きがありました。私の気付きは「レッスン生の打ち方」についてでした。具体的にお話させていただくと「ゴルフ場での打ち方と練習場での打ち方にかなりの差があること」に気付きました。この差はレッスン生ご自身では分からない差だと思います。クラブの動かし方や腕の使い方はいつもと変わりませんが、練習場よりゴルフ場でのスイングが「ダウンスイングから1テンポ早く身体(両胸)が開き始めます。」これは大問題です!「いつもと同じように打ってるのに」と仰る意味も分かります。しかし結果は「芯に当たればプシュアウト、それを嫌がればチーピン」です。先ずはレッスン生に「問題点と原因(クラブの動かし方は良いが、ダウンスイングから身体の開きが1テンポ早い、それによってミスが起こっている)」を伝えました。そしてその「対応策(トップの位置で一呼吸置き、切り返しで急がない)とその練習メニュー(企業秘密)」をレッスン生のスイングとイメージに落とし込んでいく時間になりました。

 今回のレッスン生は練習場での私の指導を長期的にご受講いただいていて「スイング動作が改善されて、とても良いショット」を、そこそこ確率良く打てるようになってきていたので「何でゴルフ場でのゴルフが良くないのか」を私自身把握出来ていませんでした。(そりゃそうです。今回が初めてのコースレッスンです。)今回のラウンドレッスンで現状での問題点をしっかりと把握させていただきました。そして練習場では「遠くに飛ばす練習よりもっと大切な練習(レッスン生に必要な練習)がある」ことをラウンドレッスン終了後にしっかりとフィードバックさせていただきました。

 今回のレッスン生に起こっていたゴルフ場でのミスは「多くのゴルファーが罹患している」と想像出来ます。ゴルフ場でのショットは練習場でのショットの何十倍も緊張感が増します。タイミングやテンポが早くなることは容易に想像出来ます。だからこそ私は練習場での指導中に口うるさく「ゆっくりスイングしてくださいね」とお伝えしております。「ゆっくりスイング」は何度も何度も反復練習をすることで「ゆっくり」少しずつ習得していただけるゴルフスイングなのです。