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垂木プロの「グリップ交換」への想い

 17日今朝は最高のグリップ交換日和だ。お天気が良いし目も見えている。グリップ交換は集中力が要る。私は1セットも交換したら身体がクタクタになる。グリップ交換にはその位の集中力がいる。実際にグリップ交換が終了した後のレッスンはフンワリやりたいくらい疲れる。でも指導の現場に出れば必死になるのが私の性分だ。

 ゴルフレッスンはグリップ(アドレス)の指導から始まる。上達すればする程にアドレスとグリップが洗練されてくる。上達する程に握り方が良くなるのだ。と言うことはゴルフスイングはグリップがとても重要なのだ。上達が伸び悩む時は握り方に問題がある。テンフィンガーやオーバーラッピングなど握り方に特徴はあれと「変な握り方」をしている上級者はいない。このぐらいグリップは重要なのだ。それはゴルフクラブにも当て嵌まる。本当にグリップが重要なのだ。クラブに装着されたグリップがスイングに大きな影響を与える。それを知っているから集中する。しかもまたクラブというのはセットであっても一本一本に癖がある。微妙に違うのだ。アイアンでも7番までと8番から顔が大きく変わることがある。そうなるとダウンスイングでの重心のかかり方が変わるのが容易に想像出来る。その様なことを考えながら集中力を高めて交換していく。ゴルフレッスンと同じかそれ以上に疲れる。こっちの意図と相手の癖を調整して統合していく訳だ。そりゃ疲れる。

 私は「自分がそのクラブを使うなら」と考えて仕事を進めることにしている。その差を感じてもらえるかどうかは分からない。でも自分のポリシーは曲げたくない。だからゴルフクラブを組む時は疲れていない体調の良い日にしている。でなければ最高のパフォーマスが発揮出来ないからだ。