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ラウンドレッスンが必要な理由

 スイング技術が上達してくると、ラウンド中に素振りをしただけで「なんか打てる気がする」とか「うまく打てない気がする」と分かる気がする時がある。しかもその「気がする」はあながち間違えてない。「ゴルフが上達してくると気までコントロール出来る」と言うのだろうか?私は「あながち間違えてないだろう」と思う。「気をコントロールする」という言葉を「自己暗示」と置き換えると「気がする」事にフォーカスすることは非常に重要だ。貴方が「打てない」と思った時点で、打てない現実がはぼ確定する。「打てる」と思ったから「打てた」のである。

 私のラウンドレッスンでは「気(自己暗示)」をコントロールする。「打てない気がする」を「当たった」そこから「打てる・か・も・」更に「なんか分かった(閃き)」に移行するお手伝いをさせていただく。ここまで伴走しながら導いていくのだ。めちゃくちゃ大変だ。実際に打てるようになる事と同時進行で「打てるかも」という自己暗示のところまで持っていく訳だ。何十年と苦しんでこられた人をお助けするのだ。安安とうまくいく訳がない。閃きを形にして出来るようにしていくのだ。その閃くまでにも時間がかかる。その途中では成功と失敗を幾度も繰り返していくだろう。

「気(自己暗示)」をコントロールするのは「技術」といっても過言ではないだろう。「技術なら習得可能だ」だが簡単ではない。相当の修練が必要だ。そして大切なことは「閃き」は誰かに手伝ってもらわないと起こらないということだ。