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コーチング 言葉と信念の魔術 落合博満 

 私はこの本を「3度以上読み返した方が良い」と思う位に「今の私にピッタリの本」でした。コーチング(指導者としてどうあるべきか)のことだけが書いてある訳ではありません。社会人として、経営者として、またスポーツ選手としてのヒントがぎっしりありました。今回読んでみて私の心に残ったところが3カ所あります。そこを1カ所ずつご紹介させていただきます。

 161ページ 経験に裏づけされた「感性」を研ぎ澄まし、自分自身をせよ 

 このページの内容は、落合さんが横浜ベースターズのキャンプで臨時コーチをした時の内容だと思います。南原さんと栗山さんが司会をしていた「ナンダ」という番組(記憶は定かではない)で、このページで書いてある内容を、テレビで見たことがあります。田村選手や他の選手を指導していました。そのテレビの内容があまりにも濃すぎた事と、落合さんの目つきと、発する言葉があまりにも鮮烈だったので、今でもそのテレビ番組の内容を私は忘れてません。だからこそこのページの内容は非常によく分かります。その時みた見たテレビの内容を、より詳しく本で解説されてあり「そうだったのか!」って自分の中でなっています。

 163ページから165ページにある「飛距離を伸ばすのはどうするのか」は落合さんらしい内容でした。スイング技術論は書いてないようですが、実は重要なことが書いてあります。(私にはそう受け取れます。)落合さんの打ち方をゴルフスイング に取り入れている私にとっては非常に腑に落ちる内容でした。実際に私の指導は、ここに書かれている事を完全に取り入れてます。「右方向に低いボールを打つ練習」などがその際たるモノではないでしょうか。

 次のブログに続きます。