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ラウンドレッスンで習得した技術は「ボールを打つ前にボールを打つ」

 「8日ラウンドレッスンの振り返り」

 今回のラウンドレッスンの課題は「現状の打破」です。「ショットは上達してきて、90点は叩かないが80台中盤、、、、」「調子が良いと70台のスコアが出そう、、、、だけど、、、まだ何かが足りない。」今より上のレベルに行く為には「どんな技術が足りていないのか?」「どんな練習が必要なのか?」を明確にしなければなりません。

 今回のラウンドレッスンはパッティング練習からスタートします。「私の指導はパッティングがそのままショットに繋がっていきます。」先ずは「パターでしっかりとボールをヒットする練習」からスタートです。(今回受講されたレッスン生の方は「かなり上級者」の方ですが、意外とパターでしっかりとボールをヒットすることが出来てません。)パターでしっかりとボールをヒット出来ない原因は「インパクトからフォロースルーにかけて左手首が背屈してしまう癖」の影響があるからです。この「インパクトからフォロースルーにかけて左手首が背屈してしまう癖」はアイアンショット そしてドライバーショットにも影響を与えています。

 では、どうすれば「インパクトからフォロースルーにかけて左手首が背屈してしまう癖」が改善されるのでしょう。私は今回のラウンドレッスンでは改めて「ボールを上から打つこと」についてご指導させて頂きました。クラブを「横にして縦に使う」とでも言えばいいのでしょか。「これでどうやってボールを飛ばすの?」と言われて当然ですが、、、、、1日かけて「ボールを上から打つこと」の本当の意味を見つけだしていきました。それが「どんな技術が足りないのか?」を知るのに繋がるからです。

 そして今回のラウンドレッスンで見つけだされたモノが「ボールを打つ前にボールを打つ」でした。この「ボールを打つ前にボールを打つ」とは「クラブを下げずにボールを打つ」と同じです。「左にボールを打つ」と「右手でボールを打つ」の両方を習得し、更に上達すると「ボールを打つ前にボールを打つ(クラブを下げずにボールを打つ)」に近づいてくるのです。

 今回のラウンドレッスンで私は技術習得のお手伝いをさせて頂きましたが、レッスン生がご自身で「技術を自分の言葉にして作り上げたこと」が今回のラウンドレッスンの大きな成果だと思います。このような成長を繰り返すことで、スキルとマインドが少しずつ上達していくのだと思います。

 (「クラブを下げずにボールを打つ」に近いレッスン動画を添付させて頂きます。「ボールを打つ前にボールを打つ」とは若干感じ方が違うかもしれませんが「右手が常に上の状態でスイング」するのは同じです。)

 


 

「おまけ」ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 「垂木プロオリジナルクラブを使っていただいてる人」はラウンドレッスンでクラブの調子を確認することも重要なポイントとなります。今回の受講された方のパターはこれまでラウンドレッスンで積み上げてきた調整以上に「さらなる調整」が必要だと感じました。理由は「パターの打ち方がラウンドレッスン前と後で大きく変わった」からです。今回のラウンドレッスンで「クラブを使った理想のボール叩きスタイル」に近づきました。打ち方の概念が大きく変わった時にはクラブも大きな調整が必要となることがあります。新しい打ち方に合わせてクラブも調整をすると「びっくりするくらい性能が変わる」はずです。

  今日のラウンドレッスンで「このコースなら悪くても75位で回ってもらえなければ困る」と私は申しました。「ボールを打つ前にボールを打つ」に気付いた人なら「3年後を位を目処にその辺りのレベルになって頂ける」と私は思っています。その為には「成長が止まっているな」と気付いた時には躊躇無くラウンドレッスンを受講してください。「迷っている分だけ上達が遅くなります。」フェアウェイやラフからパターを使ったショットの練習はラフが無い練習場では出来ませんし、私のランニングアプローチは意外と転がることも練習場では見れない技術です。ボールを上から打つショットなら「多少ダフってもグリーン手前まで運べること」もゴルフ場でしか分からない内容です。

 ラウンドレッスンで、パッティングとアプローチの練習をたくさん積むことで「ボールを打つ前にボールを打つ」を発見して「最終的に良くなったのがドライバーショット」でした。「私の指導はパッティングがそのままショットに繋がっていきます。」