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子供達(高校生)への指導

 レッスン生の上達を見ていると感慨深くなる。17日のレッスン生も皆上達している。上達する時間はそれぞれに違うが上達している。「何が変わったのか分からない」と言うレッスン生は言うけれども、頻度良くお会いしていればその違いは一目瞭然だ。

 レッスンとレッスンの合間に近くの打席で「高校生」がボールを打ち始めた。すぐに「野球部だ」と気付いた。左打ちで練習していた。ほぼシャンクしていて前の衝立にボールが何度も当たっていた。私は見るに見かねて質問してみた。「何年生?野球部だよね?」「ゴルフの練習で何を改善しようとしているの?」答えが返ってきた。「カット軌道を直すにはゴルフの練習を取り入れるといいよ」と同じチームの友達のお父さんに聞いて早速取り入れてみたらしい。「その行動力が素晴らしい」と思った。私が何者なのかを説明をして「少しアドバイスしていい?」と聞いてみた。そしてアドバイスさせてもらった。テークバックで「左股関節が動いてないよ」とだけお伝えした。私的には「この人の野球人生が変わるかもしれない」と思う程のアドバイスをしたつもりだ。私は子供達に手取り足取りの指導は要らないと思う。「考える能力が落ちる」と思うからだ。手取り足取りの指導をしない分「考える(選択する)為の良質ヒント」が必要だと思う。

 「何かに気付いたようだった。」素振りが良くなった。「どれだけ素振りの練習を日々しているのか」はスイングを数回見れば良くわかる。素振りでのインパクトゾーンが、最初はボールより「かなり後ろ」となる素振りをしていたが、少しボールに近付いてきたようだ。この辺りも「気づけるといいな」と思いながらも見ているだけにした。良い選手になるには「人に言われて気付くのではなく、練習して自分で気付かなければならない。」名前も学校名も聞かなかったが、この人が良くなることを願う。

 帰り際の挨拶と歩き方が良かった。大人になっても今と同じように背筋と腹筋を使って歩いて欲しいと思った。大人になると「胸を張って歩く」ことが難しくなる。大人になっても清々しい歩き方を維持して欲しい。