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三重の師匠【「ゴルフクラブとは」を教えてくれた人】

 久しぶりに三重県の師匠にお会いした。その人がゴルフクラブについてを教えてくださった師匠の一人である。私にゴルフクラブについてを教えてくださった師匠は二人いる。影響を受けた人はもっといるが、私が師匠だと思えるのはお二人だ。

 その二人の師匠は「変わった人達」だった。クラブを作る職人は感性が研ぎ澄まされていると思う。一般の人とは視点がまるで違うように感じる。だから「変わった人達」だと思える。今となって思えることは、変わった人の感性を自分に取り入れてしまうと「世間の常識の方が変わっているのではないのか?」と感じることがあるから不思議だ。

 この世間の常識と非常識を教えてくださったのが、クラブ作りの職人の師匠お二人だ。お二人から教わったことは大きな財産だと思う。それは「ゴルフが上手くなる」とか「良いクラブが作れる」とか「スイングの目利きが出来る」とか、そう言うのではなく「人生が楽になる」に近いと思う。最近思うのが「真理に近づくと楽になる」のと、その反面で「辛く、厳しく」なる側面があるように感じる。

 師匠二人から受け継いだ技術のおかげで「楽に生きれなくなった」とも言えるのだ。受け継いだ技術が世の常識と乖離しているからだ。本当のことを知りたがる人は多いが、知った後に何が待つのかを知る人は少ない。

 

 師匠に会い10年以上前を思い出す瞬間だった。

 私の自慢は師匠だ。たくさんの良き師匠に可愛がってもらえたことが今の私を形成している。だからこそ良き師との出会いで人生が変わると感じる。