6日のラウンドレッスンの振り返り「ゴルフクラブは立てて使う」

 今回のブログでは、6日のラウンドレッスンでご指導させていただいた内容(フルスイング編)を振り返ります。

 フルスイングにおける指導のポイントは3つありました。【①トップ・オブ・スイングでは、なるべくアップライトに構える(クラブを立てる)】【②ダウンスイングからなるべく体の前(正面)にクラブを倒してくる(前倒し)】【③ダウンスイングからフォロースルーにかけて左手を使う(右手の力の使い過ぎに注意)】がポイントです。

 今回のブログでは①についてを振り返ります。

【①トップ・オブ・スイングでは、なるべくアップライトに構える(クラブを立てる)】

 今回ラウンドレッスンを受講された方は、私のレッスンを受講された当初からフラットなトップ・オブ・スイングの形でした。私も20数年前に、今回のレッスン生の方と同じタイプの上手くいかない経験をしているので「何故上手くいかないのか」そのポイントはよく分かっています。

 私が幼少期から長期的に上手くいかない要因となったのは「丸いスイングアーク(軌道)でクラブを振る」というイメージ(指導法)が最大の問題点でした。「スイングアークは丸いモノだ」というイメージが、フラットなトップ・オブ・スイングを作り上げ、さらにオーバースイングを誘発していったのです。

 少し話が脱線しますが、私はこのミス(オーバースイングとフラットなトップの位置の関係性)を修正するのにかなり時間を要しました。何故なら「スイングの動作を変える前に、スイングのイメージ(クラブの使い方のイメージ)を入れ替える必要がある」からです。そこにかなり時間がかかるのです。スイングのイメージ(クラブの使い方のイメージ)を変えることが出来れば必然的に動作は修正されていきます。手前味噌ですが、オーバースイングを一番手っ取り早く修正する方法は「垂木プロオリジナルクラブ」を使う事です。

 

 今回のラウンドレッスンで「何故フラットなトップ・オブ・スイングを修正しなければならないのか」その理由が腑に落ちたと思います。フラットなトップの位置では、ダウンスイングの最初で体のねじれを解く動きが発生します。体のねじれを解く動きが発生すると、必ずと言っていい程にトップの位置で作った手首のタメは解けます。

 そうなると、クラブを立てたまま(右手が上)で、クラブの重さ(傾き)を使って、身体の正面にクラブを下ろしてくる事はまず不可能となります。この状態になるとフェースが開いた当たりになってしまうのです。

 

 今回のラウンドレッスンの指導内容は「垂木プロの身体に優しいゴルフスイング」を習得する上で非常に重要な内容となります。そして4月12日付のメルマガ「垂木プロのブログでは言えない話」で、公開させていただいた「前倒しの素振りのポイントpart1」と今回のブログの内容はリンクしています。フラットなトップの位置(オーバースイング)では「前倒しのダウンスイング」の良い部分が生かしきれないのです。と言うよりも「クラブを立てたまま(右手が上)で、クラブの重さ(傾き)を使って、身体の正面にクラブを下ろしてくる事はまず不可能となります。この状態になるとフェースが開いた当たりになってしまうのです」になるのです。