· 

オリンピックを振り返って④【7月29日】カルロス・オルティス選手のスーパーショット

 7月29日この日から男子第一日目がスタートします。私にとっても緊張の毎日のスタートです。

 初日に担当させて頂いたのは8時3分スタートの第5組です。メキシコのオルティス選手、フランスのロズナー選手、イタリアのミグリオッティ選手です。

 ウォーキングスコアラーを担当させて頂き、選手のショットを確認していく中で「7月29日の忘れならないショット」となったのは、オルティス選手の5番ロングホールでの第4打目です。

 オルティス選手の5番ホールを振り返ると、ティーショットは左のホール(8番ホールの左ラフ)まで曲がっていきました。前方に鬱蒼とした林があり、セカンドショットは8番ホールのフェアウェイを狙う事にしたのですが、飛び過ぎて反対のラフまでいきました。サードショット、逆目のラフから打ったショットは芝生に負けてダフり気味のショットとなり林の中に落ちたのです。

 そして第4打目です。グリーンまでまだ190ヤード近くある様な状況、林の中から打った低弾道のショットは木の枝の下をキリギリ通過し、100ヤード地点にぐらいにあるバンカーの土手をギリギリ越えて、そこからグリーン上のカップに向けて転がっていきました。結果としてはカップまで60センチぐらいのスーパーショットで、このホールをパーで切り抜けたのです。

 このホールからオルティス選手は何かが吹っ切れました。最終日までの優勝争いを演じる「きっかけとなったショット」が5番ホールの第4打目です。

 「ピンチを乗り越えれば、次は必ずチャンスが回ってくる」ことを目の前で見せて頂きました。

 動画(垂木プロゴルフチャンネル)でも第一日目を振り返ります→垂木プロの備忘録【男子ゴルフ】第1ラウンドの振り返り【2021年7月29日】