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初心者の時に頑張るべき練習とは。

 

 【26日個人レッスンの振り返り】

 今回の個人レッスンはゴルフを始めてすぐに私の指導を受けられた女性の方だ。4回目の個人レッスン(1ヶ月)で8番アイアンと5番ウッドが少し打てるようになってきた。「レッスン以外に練習していない。1人で練習して変な癖がつくのが嫌だから」という言葉を聞いて「かなりセンスが良い」と思った。

 

 ゴルフが難しいのは「練習場でボールを打ち続けていると、スイングがズレていても、段々と良い球が打てるようになっくてくること」だ。特に「頑張り屋さん」は注意が必要だと思う。スイングがズレていても持ち前の頑張りで練習場でソコソコ打てるようにしてしまう。ここで良くない癖を拾ってしまう事が多い。

 

 私が考える、初心者の人が習得してしまいがちな良くない癖の典型例は「左腕を動かし過ぎるテークバック」だ。

 

 手で「クラブの動かし方」や「クラブをボールに当てる事」だけを考えて練習すれば必ず下半身は止まる。下半身が止まったスイング(下半身が動かないスイング)の最初に行き着く先が「左腕を動かし過ぎるテークバック」なのだ。

 正しいグリップとアドレスを習得した後に、一番最初に「下半身の動き」を習得しなくてはいけない。次に「クラブの動かし方」そして「下半身とクラブを動かすタイミングを合わせる」この順番が大切だ。上手に打てない初心者の時にこそ「下半身の動き」を習得してほしい「ボールに当てにいくスイング」だけは習得してはいけない。私が30年以上苦しんだミスと同じ事をしてはいけない。