【11月2日のラウンドレッスンの振り返り part1】
Aさんの目標は「コンスタントに80台のスコアでラウンドすること」です。練習場でのレッスン中に「練習場で打っているショットだけを見れば85のスコアでラウンド出来る」とお伝えしましたが、では「何故そのスコアでラウンド出来ないか?」その原因をしっかり把握することが今回のラウンドレッスンの目的となりました。
スコアが伸びない原因は「アプローチショットの精度が良くない事」でした。そこで今回ご指導させて頂いた練習方法は「傾斜からのアプローチ練習」です。傾斜からのアプローチ練習を徹底的に練習することで「クラブを手で動かし過ぎるとミート率が悪くなる事」に気付かれました。これが今回のラウンドレッスンで習得された技術です。
クラブを手で動かさない様に意識して変わったことはアプローチ技術の向上だけではありませんでした。ドライバーのミート率も格段に良くなったのです。手を動かさない代わりに下半身がしっかりと動く様になったこと、オーバースイングが若干改善されたことが、ドライバーショットのミート率向上の要因でした。
傾斜からのアプローチショットを向上させるもう一つの要素は、アドレスの手順です。
アドレスのスタートは「右手でクラブを持って、フェースの向きを整えること」からスタートしてください。Aさんは左手で適当な感じでアドレスされています。後半ドライバーショットが崩れた要因は、ボールの位置がズレたのが要因です。その要因を取り除くのが、アドレスの手順を良くすることです。
「80台のスコアをコンスタントに出す」とは中級者から上級者に向かっていく段階になってきています。ここから大事なことは、スイングの良し悪しだけではなく、スイング以外の細かい所作も良くしていかなければなりません。