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良いクラブを見つけるのが先か?良いスイングを習得するのが先か?

 4日のレッスンで「◯◯さん専用のオリジナルクラブが少しずつ完成してきた」と感じた。長く使い込みながら調整を重ねていく事で、自分のスイング技術の向上と共にクラブのセッティングが向上する事を感じて頂けたと思う。これが俗に言う「自分に合ったクラブ」である。

 一般的にゴルファーは技量が向上してくるとシャフトを硬くする傾向があるが、◯◯さんと私は全く反対の感覚を持っている。上達してくるとどんどん軟弱になっていく。何故なら軟弱なクラブセッティング方が強いボールが打てるからだ。

 

 練習場でゴルファーがシャフトの話をしているのを聞くと大抵「SR、、、、柔らかいんじゃないの?Sじゃないとダメだよ!」となる。身体に優しいゴルフスイングを提唱している私が、シャフトを硬くする人の気持ちを考えると「ダウンスイングのスタートで腰を切って体の回転を先行した時に(シャフトがしなって)クラブヘッドが遅れないようにシャフトを硬くしている」になる。

 

 ダウンスイングの最初に「腰の働きでクラブヘッドに反動をつけてダウンスイングをスタートしたい」その気持ちはよくわかる。その方が「クラブヘッドに勢いがついてボールが飛ばせそう」だからだ。そう言う私も同じ想いを持ち20年以上ダウンスイングのスタートで腰を切る動作をし続けてきた。

 しかし、ダウンスイングの最初に腰を切るスイングの人も「体の正面でインパクトをしよう」という感覚はあるはずだ。「クラブヘッドが遅れないようにシャフトを硬くしている」ところにその気持ち(体の正面でインパクトをしようとする感覚)を感じる事ができる。でもそこに矛盾を感じる。「クラブヘッドに勢いは付けるけど、まっすぐインパクトしたい」こんな状態でになればなるほど身体と心(想像のスイングと実際のスイング)は乖離するはずだ。

 

 「じゃどうするの?」解決策の一つは「垂木プロ流の素振り」を続けて練習する事だ。素振り練習動画はこちら→【 Golf swing Method of Taruki pro golf 】垂木プロレッスン生必修動画②素振りのポイント

 もう一つの解決策は良いクラブを選ぶことだ。ダウンスイングの最初で腰を使って勢いをつけなくてもスタートする事が出来るクラブを使う事だ。そんなクラブがあれば、それは良いクラブだと思う。