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ジュニアレッスン中に思ったこと。

 レッスン中に私の指導しているジュニアが、笑いながら私の素振りの真似をしてきた。その子は「なんでこんな振り方してるの?」と聞きながらも、笑いながら上手に私の素振りを真似していた。

 私は「あっ!!」と思った。そして「その素振りの様にボールを打ってみてん」と指導した。そしてその子は10球に1球のペースでナイスショットを打ち始めた。そのナイスショットがビックリするようなナイスショットなのだ。お母さんはその光景を見て喜んでいたが、当の本人は今起こっている事が全く分かっていないようだ。ただただ笑っていた。

 7歳でこの打ち方を習得出来れば、後は本人のやる気次第で何処までも上達していけると思う。この後に私がやるべき事は年齢に合わせて(身体の成長に合わせて)少しずつ指導方法を調整することだ。

 

 本音で言えば「7歳で私の指導を受けれる事が羨ましい」と思った。私が7歳の頃は「出前持ち」とか「脇をしぼって」などの窮屈なスイングを指導される事が多かったからだ。練習を積めば身体が痛くなるのは当然だと思う。

 ただ今も30年前も日本で主流とされているスイングの基本概念は何も変わっていない。手前味噌にはなるが「私の指導は少し時代を進める事ができる」と思っている。何故なら「スイングの概念が今までの常識とは全く違う」からだ。これから先に私の作り上げてきたモノを子供達にうまくつなげていけたら更に時代を進める事が出来ると思う。10年先を見据えて頑張ろうと思う。