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【ゴルフスイング】体が強い人ほど体を痛める理由

 動画に出ていただいたレッスン生の方を指導させていただき「体が強い人だな」と思った。ダウンスイング以降の腰の座りを見ればよく分かる。きちんとした打撃スタイルを確立すればかなり上達すると思う。

 ただしどんなに体が強くても、ダウンスイング以降で体が起き上がれば、全く無意味なパワーになるし、かえって体が強いことで、自分の体を壊すことにもなる。せっかくの長所が短所になるのだ。

 ゴルフというのは恐ろしいモノで、短所が前面に出てくると全くうまくいかなくなる。パワーヒッターほど、きちんとボールをとらえる技術がないと、ボールの回転数だけが増えて飛ばずに大きく曲がるのも長所が短所になる例だと思う。

 

 過去の私を振り返ると、180センチ以上の体格と80キロ以上の体重とそこそこの筋力を持っているのに、ドライバーが180ヤード以上飛ばないうえに体が痛くなっていた。正しさと常識を追い求めれば求めるほどに苦しくなっていった。小学生から中学生くらいの当時に動画のような指導をしてもらえてたら、、、、、。自分の過去をすこぶる残念に思うからこそ同じミスの仕方はして欲しくない。だからこそもう一度やり直すぐらいの気持ちがあるなら「きちんとボールを叩く練習」からスタートしていただく。多少時間がかかってもその方が大きく上達できるはずだ。