独り言(14)【神主打法なってきた】

 最近自分のゴルフが前にもまして上達してきたことが分かる。理由は明快で、体のほぼ正面に向かってテークバックを上げれるようになってきたのだ。数字的に言えば、テークバックのスタートで80度以上アウト(外)に向かって上がっていく感じが出来る様になった。もう体に対してクラブが真っ直ぐ垂直に上がる感覚に近いが、こうすることでスイング中に左腕を常に身体の左サイドに置くことが出来る。今のところ、ドライバーで3、4割の確率で出来るようになった。本当に自分にとっての大進歩だ。

 

 最近上達してきたレッスン生さんも少しずつアウトサイドにテークバックを上げれるようになってきた。とは言っても、飛躍的に上達している人でも30度ぐらいのアウトサイドが今の限界のようだ。ただスクエアと考えられる軌道より30度ぐらいアウトに上げれるようになれば「クラブを立ててスイングする感覚」は出来てくるので、スイング精度はかなり向上するはずだ。

 レッスンしていて難しいのが、この辺りの技量(少しクラブを立ててスイングする感覚が出来始めた時)になってからだ。良いインパクトで意外と飛ぶようになるので、もう飛ばしたくなりヘッドスピードを上げていってしまうのだ。その結果として、クラブが立てる動きとは逆方向に行くことになり、調子を落として苦しくなるのだ。

 ただこれはレッスン生を責めているわけではない。私の指導を受けて上達しようとすれば、この調子の上げ下げを何度も何度も繰り返すことになる。それを数え切れないほどに繰り返すうちに、前よりも違和感なくクラブを立てれるようになる。そのことに気が付いた頃に大きく上達している。