「ボールを直接打つ」がなかなか出来ない理由。

 ずっとマンツーマンで同じ人を定期的に指導していると、指導者もそのレッスン生さんを通してたくさん気付くことがあります。8月3日のラウンドレッスンの気付きをご紹介させていただきます。

 「前倒しのダウンスイング」がある程度きっちり出来てくると80台のスコアを狙うのは余り難しくないような気がします。次に「トップオブスイングの位置からボールを直接打つ」が出来てくると70台のスコアが狙えてきます。(私の指導では「トップオブスイングの位置からボールを直接打つ」を省略して「ボールを直接打つ」にしております。)

 

 「前倒し」と「ボールを直接打つ」では10打の差があるということになりますが、間違いなくあると思います。レッスン中にレッスン生の表情をしっかりとチェックしていると、「前倒し」だけなら何となく理解できる感じ(正確に言えば「大体の人が、前倒しではなくワイパー打ちになっている」)になるのですが、「ボールを直接打つ」に指導内容がレベルアップすると間違いなく「これでどうやって目標方向にボールを打つの?」の修行が始まります。その修行を抜けるのは簡単で「私の指導通りにパターの練習をしていただくこと」です。

 ここで問題となるのが「この打ち方では一生カップイン出来ない」と思えてしまい、パッティングが振り子式の打ち方に戻ってしまう事です。この練習は正しい事をやっている感覚になるので、このスパイラルを抜け出すのに時間がかかってしまうのです。

 

 2つの動画は「ボールを直接打つ」をご指導させていただいております。ご参考にしていただけると思います。