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垂木プロの10年前から変わらない指導内容【前倒しスイング】


 上の2つの動画を見比べてみると、5年以上前にアップロードした動画も半年くらい前にアップロードした動画も全く指導内容に変化がないことが分かります。正直に言えば10年以上前から私のゴルフスイングにおける指導内容はほとんど変わっていません。

 

 前倒しスイングの指導を始めた当時は本当に大変でした。誰一人として「左(プル気味)に強いボール」を練習してくれるレッスン生さんはいませんでした。当時の私の指導では、その練習が持つ意味や効果、上達した時の成果についてを詳しくお伝えしきれなかった自分の実力不足と、指導内容についての皆様からの信用をそこまで構築できていなかったのが指導で苦労をした原因です。本当に色々ありましたがレッスン生さんの頑張りと私の根気で何とか指導を続けて来れました。

 

 ここ最近で大きく変化した事があります。それは私ではなくレッスン生さんの変化です。指導の内容について理解が深くなって来られたのだと思います。続けてこれた人は皆さんかなり上達してきました。

 そして私にも変化が起こり始めました。新しく指導をすることになったレッスン生さんが、10年前のレッスン生さんと同じように「これでどうやってボールを打つの?」と私に疑惑の眼差しをぶつけてきても、かなり微笑ましい時間に感じるようになってきたのです。

 

 「これでどうやってボールを打つの?」が私の指導における永遠の課題なのかもしれません。皆さんの疑問に対する答えは「その内に出来るようになります」です。この「その内に出来る」を待てた人が前倒しスイングを習得出来た人で、待てなかった人が私の元を去っていかれました。

 ただし私の元を去っていった人たちも、男性なら80台中盤のスコアで女性なら90台のスコアで平均的にラウンド出来るようになられてます。私の指導を定期的に受けられて、そのスコアを達成出来なかったのは大阪のKさんと、愛知のT君のみだと思います。私の指導者としての心残りはそのお二人です。今でも「もう少し何とか出来なかったのか?」と時折自問自答しております。